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2010年3月31日 (水)

腐っても鯛という諺は、タイ焼きにもあてはまるのか?

歌の歌詞というのは
あまり状況を限定するべきではない。
いや、そういう歌詞が嫌いだ。

具体的に歌詞を載せると問題があるので、
適当に書いてみよう。

たとえば「卒業」をテーマにして

卒業式の日に学校に行くと机の中に手紙がうんぬん…。
学生服の第二ボタンがうんぬん…。
ショートカットの君が、涙を流してうんぬん…。
君のカバンには、僕とおそろいのキーホルダーがうんぬん…。

というような歌詞だ。
適当に書いているだけで虫酸が走るわ。

こんな歌を聴いて
「共感できる」
という人間の神経が分からん。

こんなに具体的に状況を限定されているのに
共感できるはずがなかろうよ。

手紙ではなくカミソリをもらった。
好きな子がある日、パンチパーマになった。
恋人は卒業式で暴動を起こした。
あげたキーホルダーをその場で捨てられた。

そんな人間だっておろう。

だから、これは共感ではなく「あこがれ」なのだ。
こんな卒業式をしたかった。
こんな卒業式ならいいなぁ。

そういうことなのではないか?

具体的な状況を示すことで、
逆に歌詞のリアリティーがなくなっているとは思わないか?

そこで、やはり重要なのは、
聴く者に自由な想像を許す、懐の深さだ。

昭和の大ヒット曲
「およげたいやきくん」の歌詞を参考にしよう。

 毎日毎日僕等は鉄板の上でいやになっちゃうよ。
 ある朝、僕は店のおじさんと喧嘩して海に逃げ込んだのさ。
 はじめて泳いだ海の底。
 とっても気持がいいもんだ。
 おなかの餡子が重いけど海は広いぜ。心が弾む。

もう、想像し放題だ。
参考に、想像例を挙げてみよう。

想像例①
「たいやきくん」は普通名詞だった。
 たいやきくんは、毎日鉄板で焼かれて嫌になったと言っているが、焼かれた後には食われるだろう。そういう意味では、「いやになっちゃう」という言葉に違和感を覚えてしまう。また、「僕等」という表現も気にかかる。つまり、「たいやきくん」とは、ある特定のたいやきを指す固有名詞ではなく、集合としての「たいやき」を表す普通名詞と考えれば自然ではないか?たくさんのたいやきが一斉に海に飛び込む姿は見事なものだろう。

想像例②
「たいやきくん」は、液状あるいはゲル状であった。
 想像例①を膨らませてみると、焼かれることに嫌になった「たいやきくん」(集合としての「たいやき」)が、海に逃げ込んだとしたら、海に逃げ込んだのは焼かれる前ということになる。焼かれる前なんだから、たいやきは液体だ。しかし、そうなると、「おなかの餡子が重い」という部分に矛盾が生じる。たいやきの原料となる液体と餡子が混じったゲル状の物体だったとも考えられるが、「自分がたいやきである」という意識から自由になれない「たいやきくん」が、自分が単なる液体であるにも関わらず、おなかの部分には餡子があると錯覚しているだけという可能性も否定できない。

想像例③
「たいやき店」は経営不振だった。
 想像例①・②を支えた「たいやきくん」普通名詞説を一度忘れて考えてみよう。いろいろな側面から想像することはとても大切なことだ。「たいやきくん」は、おそらく焼かれてストックされるものの、一向に売れなかったため、翌日また焼き直されていたのではないか?その繰り返しから、「たいやきくん」は「たいやき」としてのプライドを傷つけられ、自分は本物の「鯛」なのではないかという精神錯乱を起こしたのではないか。海に逃げ込んだ後の心情描写も、たいやきくんの内面の狂気ととらえれば、合点がいく。

想像例④
「たいやきくん」ではなく、僕の内面に問題がある。
 勝手な想像をしているが、何のためにそんなことをする必要があるのだろうか?単なる子供向け歌謡曲の歌詞に対して、くだらないことを書き連ね、ブログ的な感じでまとめあげようなんていう考えが異常なのではないか。そもそも、このブログの落とし所は見えているのか?いや、まったく見えていない。今ではすでに惰性で文字をうっているだけだ。だから、そろそろやめにしよう。そうしよう。

サヨオナラ。サヨオナラ。サヨオナラ。
そよげ!カイワレ君。
くだらないってことは自分でもわかっているのだよ。

2010年3月30日 (火)

岸朝子は、乱れた日本語を憂えた結果、不味い料理も「おいしゅうございます」と言ったのか? そうなのか?

例えば小学生が作文を書いたとしよう。

「昨日は遠足で動物園に行きました。
 たくさんの動物がいて、とても楽しかったです。」

この文章を読んで、あなたは違和感を感じるだろうか?

僕なら「とても楽しかったです」とは書けない。

いやいや。
これは、僕がひねくれているから

「けっ! 動物園なんかに行って楽しいなんて言えるかよ!」

という風に考える、ということなどではないのだ。

単純に文法的な問題なのだ。

「です」とは、助動詞「だ」の丁寧な表現だ。

つまり、「とても楽しかったです」を常体で表現すれば、

「とても楽しかった」となる。

「ぷっ! 東北人ぽい」

こんな風に思ったあなたは、東北弁を誤解している。
漫画やドラマではよく、

「おら、そんなこと知らねえ

なんてセリフが出てくるが、そんな東北人を僕は知らない。
少なくとも僕が生まれた地方では、こんな言葉使わない。
つまり、漫画やドラマのセリフは、
なんとなく東北を代表とする田舎者のイメージを表現するため、
架空の東北弁を話している、ということではないか?

それは、輪島 功一の物まねではなく、
関根勤の物まねなのではないか?

え? こら!
それでいいのか! 漫画やドラマよ!
え? こら!

おっと、話が脱線してしまった。

つまりはこうだ。
形容詞の終止形に「です」をつけるのは正しいのか?

本来的には、この表現は誤りなのだが
現在、この表現は国語審議会で一応認められているのだ。
こんなことを認めていいのか!とお思いの方もいるだろうが、
もし、これを認めないということになると、前述の小学生の作文は

「昨日は遠足で動物園に行きました。
 たくさんの動物がいて、とても楽しゅうございました。」

あるいは、

「昨日は遠足で動物園に行きました。
 たくさんの動物がいて、とても楽しくありました。」

となってしまうからだ。
確かにこんな小学生は面倒くさい。
だから、「楽しいです」は「正しいです」
ということなんです!
もう!
どういうことよ!
(意味不明)
サヨオナラ、サヨオナラ、サヨオナラ。
でも、やっぱり違和感あるわ。
イヨカンあるです。

2010年3月21日 (日)

ウェストサイドの3つ目の信号をレフトにターンするとティーバックをはいた女が現れたり現われなかったりするのか。

自信をもってティーバッグと言えない。
間違ってティーバックと言ったら大変だからだ。

これは、「巨峰サワー」を「巨乳サワー」と
間違えるくらい恥ずかしいことだ。

正直に言うと、僕は暗記というものがとても苦手で
掛け算の九九もしっかり覚えられない。
だいたいは大丈夫なのだが、
「3×4=12」と「3×7=21」など、
「4(し)」と「7(しち)」のように音が似ていると
すっかり混乱してしまうのだ。

暗記が苦手なのだから、理屈で思い出すしかない。
「3×4」が「12」なのか「21」なのか悩んだら、
音の混乱のない、「3×3=9」に「3」を足すという具合だ。
もう、こうなっては九九の意味などないに等しい。

暗記が苦手な人には覚えがあろうが、
暗記を苦にしない人にとっては滑稽な話だろう。

でも、仕方がない。
暗記が苦手だろうと得意だろうと、
同じように現実は迫り寄ってくる。

たとえば、こわそうな外人がやってきて、
「かわいい子猫ちゃんの集まるスコティッシュバーに行くには右か左か」と問われる。
(この際、「前半の英文を理解できるなら、「右」「左」は迷うまい」というような野暮な指摘はご遠慮いただきたい。)
「レフト」と「ライト」が分からなくなったら
「キャッチャー」になればいいのだ。
イチローがいるのがライト。
松井がいるのがレフトだ。
いや、違う。
左がレフト、右がライトだ。
僕は、こう答える。
「それはレフトさ」

さらに、さっきよりこわそうな外人がやってくる。
「より信用のおける不動産屋はこの駅の東口と西口のどちらに多いか」と問われる。
こんどは「ウェスト」と「イースト」の問題だ。
西部劇は「ウェスタン」だから、東が「イースト」だ。
自信をもってこう答える。
「それならば、イーストサイドに行ってみるがいいさ」

こんな仕組みで、記憶力の欠如を補っているのだ。

そうこうしていると、またこわそうな外人がやってきた。
そうしてこう問われるんだ。
「この瀟洒な建物の中にある商店で買えるのはティーバックかな?ティーバッグかな?」
「ええと、お尻の方がTの字になっているんだから後ろを表すBackは音が濁らないからバックだな。ということは、紅茶の方はバックじゃなくて、バッグだよなぁ」
ところが、これで終われない。
一度想像したティーバックはなかなか頭を離れない。

ティーバックの素材や質感、色や触感、
はいている人のスタイル、色、健康状態など
いろいろなことを想像してしまう。
だから、ティーバッグの場合は、掛け算やレフトやライト、
ウェストやイーストよりもずいぶん時間がかかることになる。
もう頭の中はティーバックだらけ。
外人は、ニヤニヤしている僕を怪訝そうに見つめている。

完全に混乱した僕はこう答えるだろう。
「それは、イギリス産の香り高いティーバックさ」
そんなティーバックがあるなら僕もはいてみたいよ。

もしも、僕がキッチンで長い間言葉を探しているようだったら
ティーバックに夢中になっていると思って構わない。

サヨオナラ。サヨオナラ。サヨオナラ。
あ、あけましておめでとうございます。

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